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源氏ホタル「特別天然記念物指定地」の環境(ホタルンロード)整備と浚渫河川へのカワニナの放流事業及びカワニナ養殖水路改修 /ニナプロジェクト・ホタルン(カワニナ里親の会)

事業の概要

米原市長岡は特別天然記念物に指定されている「ゲンジボタル」の発生地です。この助成事業では、天の川周辺の浚渫河川へのカワニナの放流、水生生物の観察会を行います。また、特別天然記念物指定護岸、ホタルンロードへ、ホタルの絵図を描く活動も行います。

ニナプロジェクト・ホタルン 活動写真

訪問 ニナプロジェクト・ホタルン

 11月4日、米原市長岡でホタルの保護活動を続けている「ニナプロジェクト・ホタルン」が親子の参加を呼び掛けた事業「ホタルンロード絵図制作」の現場におじゃましてきました。

ニナプロジェクト・ホタルン 活動写真

 【長岡のゲンジボタル及びその発生地】は国の指定する特別天然記念物です。
全国に21しかない動物の特別天然記念物のひとつであり、しかも生息環境までも含めた指定ですから、長岡のホタルがいかに大切であるかがわかりますね。
地域の人たちにとって、それこそ宝物のホタル、愛し、守っていくと同時に地域活性化の目玉にしようと活動をはじめたのが「ニナプロジェクト・ホタルン」です。
夏原グラントの助成金を受け、ホタルの発生地「天の川」のホタルンロードとしての整備も着々と進んでいるようです。

JR近江長岡駅 滋賀県だけどJR東海のエリア。旅行者気分高まります。

ニナプロジェクト・ホタルン 活動写真

駅を出て、5分も歩くとホタル発生地「天の川」です。道路に面して大きな看板があります。周囲がすっきりしているのでいい目印です。

ニナプロジェクト・ホタルン 活動写真

天の川です。澄み切った水、本当にきれいな川です。写真の下部に見える白い護岸の壁面がホタル絵図のキャンバスです。

今回のイベント「ホタルンロード整備 親子でホタルの絵を描こう」には小さい子ども達も参加します。安全のため、米原警察に一時通行止め道路使用許可の申請もされていました。コーンと警備員配置(写っていませんが)で万全の体制。

ニナプロジェクト・ホタルン 活動写真

お絵かき中の親子。護岸の壁60㎝×50㎝の枠内に自由にホタルの絵を描くことができます。

いくつか作品を紹介しましょう。

Kちゃん(3歳)とご両親 「家族の思い出に」と参加。

ニナプロジェクト・ホタルン 活動写真

山東小学校 Sくん「絵を描くのが好き。いつも描いてます。6月のホタルまつりでは子ども神輿でパレードしました。今日参加したのは、絵がずっと残るから。お父さんと二人でデザインしました」

ニナプロジェクト・ホタルン 活動写真

Mさん、思い出に残そうと参加。「専門学校でデッサンも習っています。家の前が川、生まれも育ちもホタルのいる山東町です。天の川・・・水をイメージして描きました。見に来た人に喜んでもらえたらいいな」

ニナプロジェクト・ホタルン 活動写真

山東小学校Sさん「参加したのは、記念に残るから。ホタルの光の中のスマイルマークは、自分の名前、ひかりの「ひ」をアレンジしたものです」お母さんと一緒に来ました。右の男性はニナプロジェクト・ホタルン代表の田中眞示さんです。

ニナプロジェクト・ホタルン 活動写真

参加した親子全員には、額入りの記念写真がプレゼントされました。

ニナプロジェクト・ホタルン 活動写真

光の乱舞を表した作品。綺麗ですね。

ニナプロジェクト・ホタルン 活動写真

幼虫がなんともかわいい。壁の上面に描かれているのは、シンボルキャラクターのホタルンです。

ニナプロジェクト・ホタルン 活動写真

ホタルンを描くのは大人の仕事なり。黙々と制作中。

ニナプロジェクト・ホタルン 活動写真

「親子でホタルの絵を描こう」は、10月に2回、11月に2回行われ、28枚のホタルの絵ができました。でも対岸にはまだ1枚もありません。ニナプロジェクト・ホタルンでは、3年後の全国ホタルサミット開催までホタルンロード整備事業を続けていかれるそうです。

ニナプロジェクト・ホタルン 活動写真

上の写真から天の川に面して大きなイチョウの木がそびえたっているのが見えますね。このイチョウは県指定自然記念物。長岡神社にあります。ホタルンロードはこの神社前からスタートなんです。

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6月に開催されるという天の川ほたる祭りでは、子どもたちが描いた絵をペットキャンドルが照らすそうです。ホタルの光とあいまってさぞや美しいことでしょう。来年はぜひホタルに会いに長岡をたずねたいと思います。
 ニナプロジェクト・ホタルンの皆さん、これからも大事な自然の恵み、地域の宝を守り広める活動を続けてくださいね。今回はどうもありがとうございました。 

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