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余呉トレイル林道整備事業 /余呉トレイルクラブ

事業の概要

余呉の山々は、かつては林道が整備されており、林業や物流にさまざまな恩恵をもたらしてきました。今は荒廃しているこれらの道において、3つのルート、トレイルごとに整備登山を実施します。そして、より多くの方々に余呉の魅力を知ってもらえるようにします。

余呉トレイルクラブ 活動写真

訪問 余呉トレイルクラブ「余呉トレイル林道整備事業」

 1月12日、余呉トレイルクラブの活動「余呉トレイル林道整備事業」を訪問してきました。
 余呉トレイルクラブでは、ブナの原生林をはじめ、珍しい山菜や植物が残っている豊かな余呉の山々を多くの方に知って欲しいとの思いから、林道の整備を続けておられます。 
この事業では、林道の整備と並行してツアーや登山初心者向けの講習会も実施しています。おじゃました当日は、冬のツアーで必要となるコースの整備について説明いただいたのですが、同時に「スノーシュートレイル」が実施されていました。20名ほどの参加だそうですが、最近は登山・ハイキングがブームとなっていることもあり、多方面からの参加者も多いそうです。

余呉トレイルクラブ 活動写真
 赤子山スキー場スノーパルです。このスキー場、現在リフトは動いていませんが、雪遊び、そり遊び、子どもの初めてのスキー・スノーボードの練習などに最適で、多くの家族連れで賑わっていました。


林道整備の説明のために、この赤子山スキー場の斜面中腹あたりから、山の中にはいっていきます。ということで、初のスノーシュー体験です。

余呉トレイルクラブ 活動写真
スノーシューは、基本的には「かんじき」です。裏にはしっかりと鉤がついており、雪面をしっかりつかんでくれます。そして踵があがるので、歩く動作がとても楽です。スキーは進行方向に向かってまっすぐの向きで斜面を登っていくことは不可能ですが、これが簡単に出来るのです。慣れるまでは不思議な感じで、思った以上に安定感と安心感がありました。

余呉トレイルクラブ 活動写真
林道整備として下草刈りや枝打ちを行う作業もありますが、新たなルートの設定なども行っています。基本的な林道整備に加え、ルートをわかりやすく示し多くの人に体験してもらうため、マークをつけていくのだそうです。写真のように今年は雪が少ないので地面が見えていますが、例年だと雪に埋もれて林道がどこかわからないのだそうです。ルートを確定させながらマークをつけていく作業が今回のメインです。



 目に付くような赤色のテープでマークしていきます。特に雪山では映えます。
 テープは、木の成長を見越してゆるめに結んでいるのだそうです。どのくらいを見込んでいるのか尋ねたところ、樹種や場所によって生育のスピードが違うので一概には言えないとのことですが、テープ耐用年数なども含めて5年くらいをイメージしているとのことです。

余呉トレイルクラブ 活動写真
 分岐点や大きくカーブする場所などにマークを付けていきます。
 そうこうしているうちに、雪がちらほらと降ってきました。少し上に上がってくるだけで、こんなに静かで雪山感が味わえるとは思ってもいませんでした。

余呉トレイルクラブ 活動写真
当日はあいにくの天気でしたが、晴れた日には遠くの山々が見え、とても美しいのだそうです。さもありなん。身近なところに、こんなステキな場所があったのかと再認識しました。
今回の作業は、春・夏・秋と楽しんでいる山を冬も安心して安全に利用できるように取り組んでいる活動です。余呉トレイルクラブの活動は、一年を通して整備活動登山やガイドを行い、多くの方に山の魅力をつたえています。

最後に、雪景色ではない余呉トレイルもご紹介しておきます。
さわやかな緑も美しいですね。
余呉トレイルクラブ 活動写真
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