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湖北の環境保全活動を活かした父親の孤立解消と不登校・ひきこもり当事者の在宅型社会参画モデル構築事業 /不登校・ひきこもりの親の会~お父さんコミュニティ『おっとん』

事業の概要

滋賀県長浜市・米原市のフィールドに出張して、焚火トーク・流木など薪割、コーヒー交流会・プランター準備などでコンパクトな居場所づくり。そしてネットワーク構築・環境保全活動を通じたひきこもり当事者・家族と社会・自然との接点づくりを行います。

2026年5月15日(金)の夕方、「不登校・ひきこもりの親の会~お父さんコミュニティ『おっとん』(以下、「おっとん」)」の活動におじゃましました。



「おっとん」は、長浜市や米原市を中心に不登校ひきこもり傾向にある子どもや当事者(発達障がいを含む)を持つ父親を中心とした出張型の居場所づくり活動をされています。

夏原グラント助成事業は、環境保全活動等を通じた当事者と自然や社会をつなぐ新たなモデル構築を目的に、プランターでの薬草栽培などの活動を実施されます。薬草栽培はひきこもりや不登校の子ども若者の自立・自律につながる仕事体験の場にもなります。

今回の活動は、木製プランターづくりとイブキジャコウソウの苗などの植え付けでした。
多世代交流の居場所づくりをされている「ぷらっとほーむ」で、17時半頃から子ども食堂とのコラボイベントとして開催されました。


おっとんで活動している子ども・若者に加えて、普段から子ども食堂に来ている子どもたちもあっという間に集まってきました。

まずは子どもたちに完成した木製プランターを見せ、作業の手順を伝えます。

 


「釘がうまく打てない!」
「板がずれた!」
子どもたちはスタッフや保護者の手を借りながらプランターづくりを進めます。

 

 

 


木製プランターの材料となる木材や作業台は、地域貢献や交流に積極的な地元の工務店から提供いただいたそうです。当日は関心のある別の工務店のご夫婦もお子様連れで活動を見に来られ新たなアイデアをいただきました。
 


プランターが完成したらもみ殻と土を順番に入れていきます。
いつの間にか一番に完成した小学5年生の女の子が土の担当となり、他の子どもたちに入れ方を伝えてくれていました。

 


最後は苗を植え付けます。

 


この日はイブキジャコウソウとヨモギ、コットンの苗から好きなものを選んで植えました。

 

 


イブキジャコウソウの苗は、同じく夏原グラント採択団体で伊吹山の保全活動をされている「ユウスゲと貴重植物を守り育てる会」から提供いただいたものだそうです。

この苗はジャコウジカが嫌う香りの薬草だそうで、育てた苗を伊吹山に返すことでシカの食害を防ぐことにつながります。子どもたちがプランターで育てた苗が、秋には伊吹山に返される予定です。

同団体代表の高橋さんも伊吹山での活動の後、駆けつけて来られました。

「ユウスゲと貴重植物を守り育てる会」代表の高橋さんの話とそれを聞く子どもたち。奥には「ぷらっとほーむ」の建物越しに伊吹山が見えます。

他に、ヨモギの活用方法は「伊吹山麓薬草研究会」と、コットンの活用方法は地元の布団屋さんとそれぞれ検討中とのことで、それぞれ育った先の出口までしっかり考えておられました。

おっとん代表の香水さんは、「家から出にくい子どもたちが、自分で育てた苗が大きく育ち何か形になることで、彼らが自信を持ち、お家や居場所と自然や社会とのつながりを感じてもらえればと思っています。」とおっしゃっていました。

活動後は「ぷらっとほーむ」の子ども食堂でご飯を食べ、焚火をして思い思いに過ごす子どもたちの姿がありました。

 

 

このゆったりとした感じが、「おっとん」が大切にされている雰囲気のように感じました。

環境保全活動団体が多く採択されていた夏原グラントですが、今年度は居場所と環境など、団体の活動目的に環境を掛け合わせた事業も採択されています。
また、「おっとん」をはじめ、現場では他団体との連携や繋がりがどんどん生まれ、単体ではできない事業の拡がりを感じています。

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