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耕作放棄される筍畑(孟宗竹)の真竹林への転換事業 /深草真竹を創生する会

事業の概要

後継者不足で荒廃しつつある孟宗竹の筍畑に真竹を移殖し、工芸利用のための真竹林として地域一丸となって管理運営を行います。

深草真竹を創生する会

2025年12月13日「深草真竹を創生する会」の真竹の植え付け時に訪問しました。

 


 

深草真竹を創生する会では、伏見の孟宗竹畑を真竹畑に変える品種の変換という壮大な計画を実践されています。今、放置竹林が問題になっている中、新たな竹林を作ろうという計画は、地域のタケノコ農家、竹工芸のアドバイザー、造園業者、大学、京都市という多くの人たちが関わって進めている事業です。
この日も龍国大学の学生が大勢参加していて、にぎやかな植樹(竹)風景でした。
自然素材である竹は、日本では昔から活用してきましたが、プラスチックの台頭などで活用が狭まり、また、筍農家も後継者不足による竹林そのものも放置され今の状況になっています。一方、京都では竹工芸が盛んですが、肝心の真竹が手に入らず困っていました。そこでこの筍農家では「使い道があれば作る」という会長が主となってこの「深草真竹を創生する会」が誕生しました。会長は竹文化を継続させたいという熱い思いがあります。

 


孟宗竹を皆伐して、そこに真竹を植竹します。植竹する苗竹は桂川の河川敷で前日に取ったものです。ただ淡竹が混ざっていることもあり、成長の過程をしっかり吟味する必要があります。

 


 

昨年植竹した試験圃場では今年1年目の竹が生まれていることが確認できたことで今後の成長へも期待が持てるようになったということです。1年植生はリボンで印をつけています。

 


 


 


 

龍谷大学の学生は政策学部の学生で、まちづくりの一環として参加しているそうです。ユンボ(バックフォー)で60センチの深さを掘り、そこに真竹を植えます。

 


 

学生は植える前に穴に残っている木々をのこぎりで切り、そこから学生が数本ずつ持って穴の横に立ち、土とバケツで水を入れて、セメントのようにドロドロに状態にしながらまっすぐに植えます。

 


 


 


 


 


 


 


 

会長の杉井さんは学生たちに竹の上を見てまっすぐかどうかを確認するようにと何度も声をかけてました。植え付けは直しが効かないので、真っすぐに植えることが大切なのだそうです。始まる前も刃物があるので危ないこと、小さな電動一輪車が動いているのでと何度も注意され、10数メートルの植え付けに30数名で2時間弱かかってました。人手が必要なので、こういう植え付け作業はできないものだといわれてました。学生は授業の一環で参加していますが、何もわからず参加してこんな作業があるなんてと思っているかもしれないと先生が笑ってました。
この地域は筍産地でしたが、今は農業の育成の一環として試験圃場でレモンなども植えています。地域産物として可能なものはないかと日々研究と実践で京都市と連携しているそうです。

 


 

会のメンバーはタケノコ農家、竹工芸のアドバイザー、造園業者、大学、京都市と多彩なメンバーで、今後の竹活用として、竹チップを使ったバイオコンクリートなど、用途もいろいろ考えたいということでした。
今の放置竹林が問題になっている時代に新たな竹林を作る、せっかくの夢の事業を成功してほしいと思いました。

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