2020年度 市民環境講座 全2回終了しました
夏原グラント市民環境講座2020が終了しましたので簡単に報告します。
第1回 2020年8月8日(土) 13:30~16:15
会 場:大津市ふれあいプラザ 4階ホール
テーマ:「環境保全活動で気を付けたいポイント -生物多様性保全を中心に-」
講 師:西野麻知子さん
元成蹊スポーツ大学教授 夏原グランド選考委員
「生物多様性というのは、あらゆる生物・環境をひっくるめて考える。湖・川・ 田んぼも生態系の一部で、独立するのではなく全部が関連する」というバックグラウンドの上に、種の多様性や貴重生物などについて具体的な事例をスライドで紹介されました。ゲンジボタル、ハリヨ、ヒガンバナなどは参加団体にも身近な事例です。質疑応答の時間には各団体の活動においての生物多様性保全の視点で、不安を感じられた質問がたくさん出されました。
新型コロナ対応では、会場での検温・消毒を徹底し、参加者の半分はzoomでオンライン参加されたので、会場のソーシャルディスタンスは十分に確保できました。
第2回 2020年9月6日(日) 13:30~16:00
会場 草津市立まちづくりセンター 301,302
テーマ 「効果的な活動のための団体運営のヒント」
講師 内田香奈さん
NPO法人 きょうとNPOセンター副統括責任者 夏原グランド選考委員
それぞれの団体が、目の前の環境に対して「ほっとけない」状況を改善しようと取り組みを進めているが、事業が拡大しても元になる団体の組織基盤が脆弱ならどこかで無理がくる。ということで前半は各団体のビジョン、ミッション、事業の確認作業と意見交換を行ないました。会場で6グループ、オンライン(zoom)参加者が13グループ、各3名で交流しました。また、ボランティアコーディネートの必要性とそのポイント。そして資金獲得や助成金についてのお話。中でも「助成金はもらうものではなく託されるもの」というのが印象的でした。最後に「コロナ時代の市民活動」と題して、各団体が活動の感染予防ガイドラインを準備し、新しい価値観での事業展開を試行錯誤で作っていくことなど、この状況を乗り越えるためのヒントをいただきました。