“地球の未来”を変える 子どもグローカル活動プロジェクト ~里山里地の自然に親しみ、地域・社会に働きかけよう!~ /一般社団法人わくわくミライラボ
事業の概要
地域の中で担い手が減ってきた畑仕事に着目し、身近な植物である竹と大豆の栽培から活用までに関わる体験活動を行います。ライフサイクルを重視し継続性を以て取り組むことで、自然環境・環境問題に関心を持つ子どもの力を育みます。
2025年11月29日、京都府向日市で活動されているわくわくミライラボの活動にお邪魔してきました。わくわくミライラボは、環境問題をはじめとする社会課題に関心を持ち、行動する力を子どものうちから育み、同時に一人ひとりが将来の夢や目標を描いたり、それに向かってチャレンジしていく力を育むことを大切に事業をされています。
今回の助成事業は、自然の豊かさや素晴らしさを実感する体験を子どもたちに提供することで、自然環境への関心や大切に思う気持ちを醸成することを目的に実施されています。訪問した日は、自分たちで種から育てた大豆を使った味噌づくりプログラムの日でした。
この日の参加者は9名で、普段わくわくミライラボに通う子どもと、チラシ等をみて参加された地域の子どもたちでした。保護者も子どもたちの味噌づくりを見守ります。
まずはじめに大豆について学ぶ時間がありました。自分たちが普段食べている大豆はどのように育つのか、日本国内で作られる大豆はどのくらいあるのか、子どもたち自身が考える時間を持つことで食への関心に繋げます。
代表の冨田さんが子どもたちに、「わくミラの畑で取れた大豆はこの小さな袋1つ分でした。初めて畑で育てた大豆は、収穫してさやから出すと残念ながらカビが生えているものがたくさんありました。大豆を育てるって難しいね。これでは足りないので、今日は国産の大豆も用意しました。」と説明されていました。子どもたちには、やってみて、失敗することで学んでほしいと、積極的に体験する場をつくっておられるそうです。
いよいよ味噌づくりがスタートです。この日は先生として健幸美食協会スタッフの方が説明と進行をされていました。
まずはボウルに入れた麹を手でほぐし、塩と麹をよく混ぜます。
「麹って初めて見た!不思議なにおいがする!」「色が黄色く変わってきた!」
子どもたちは初めて触る米麹に興味津々です。
次に、蒸しておいた大豆を形がなくなるまで潰します。柔らかい大豆なので子どもの力でも潰せますが、粒がなくなるまで潰すのは根気のいる作業です。
滑らかになるまで大豆を潰したら、ほぐした麹の中へ入れしっかり混ぜます。
固いようであれば(丸めたときにポロポロする状態)、大豆の煮汁を少しずつ加え調整します。ちょうどよい固さになったら丸くまとめます。
いよいよ最後の作業です。団子状にまとめたものを真空パック用のポリ袋に入れ、空気を抜くように平らに伸ばしたら、真空機で真空状態にして完成です。
先生から、直射日光の当たらない風通しのよい場所で冬場は6ヶ月程発酵させることで美味しいお味噌が完成するという説明があり、「6ヶ月も!!まだまだ食べられないやん!」と子どもたちから驚きの声があがりました。
今日自分で作ったお味噌はまだ食べられませんが、その代わりに先生が作って持ってこられたお味噌の試食がありました。
最後の振り返りでは参加した子どもたちから、「米麹についている麹菌の話を聞いた時、菌は体に悪いものだと思っていたけど良い菌もあり、大切な役割があることを知った」という声や「お味噌をつくる作業は思っていた以上に大変だったけど、何からできているかわかってよかった」という感想がありました。
わくわくミライラボでは、活動の最後には必ず振り返りをすることで学びや気づきを言語化し、共有することを大切にされているそうです。
冨田さんは、「これからも身近な環境や自然に触れる体験を通して社会に関心を持つきっかけをつくっていけたらと思っています」とお話されていました。




