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チーム「出会いの森」 /花と観音の里

事業の概要

滋賀県長浜市高月町の図書館周辺の「出会いの森」の手入れが不十分なため、荒廃していっています。そこで、地域のボランティアにより、花壇の手入れと樹木の剪定を行います。

花と観音の里 活動の様子

2024年7月8日、NPO法人花と観音の里チーム「出会いの森」の活動へ訪問してきました。朝9時、すでに太陽の光が眩しい中、チーム「出会いの森」メンバーのみなさんが、高月図書館内の花壇整備に汗を流されています。

チーム「出会いの森」は、NPO法人花と観音の里の事業として、旧高月町が長浜市に合併して以降、高月図書館がある「出会いの森」の手入れが不十分な状況を何とかしようと3年前にスタートされました。
主な活動としては、「出会いの森」内の花壇の花苗植えと植栽、立木の剪定、草取り、落ち葉かきをされています。
取材にうかがったこの日は、23名のメンバーで活動をされていました。

まずは、花壇の土を耕し、整地作業です。4つの区画それぞれで作業をしていきます。
 
整地が終わると肥料をまくメンバーと花苗を整えるメンバーに分かれて作業にあたります。今回植える花は、ペチュニア、ジニアリネアリス、アンゲロニアです。
   
400株の花苗は、夏原グラントの助成金を受け、地域の農業高校と障害者就労支援施設から仕入れられているそうです。
 
「この花はどこに植えるの?」「どんな形にするの?」
みんなで確認しながら花植えを進めていきます。
   
植栽が完了した花壇には、たっぷりの水をやります。
 
この日活動していたメンバーは、建具屋、板金屋、燃料店、元高月町役場職員や町議会議員などそれぞれに仕事をしながら関わっておられる方が多いそうです。
そのため活動に必要な水やり機や軽トラックなどは持っているメンバーが持参し、活動に使われているとのこと。

メンバーの多くは小さいころから地域で生まれ育った方たちです。「合併後、自分たちが育ったまちや図書館が荒廃していくのがほっとけなかった」と、代表理事の小河さんはおっしゃっていました。みなさん、気持ちは同じだそうです。
 
同図書館で年に1回実施される落ち葉かきの活動は、高月地域づくり協議会や老人クラブ連合会高月支部、図書館職員の方と共に行われているそうで、外部の団体と連携することも大切にされています。
常務理事の野瀬さんは、夏原グラントの助成金で活動ができる期間にしっかりと事業を固め、チーム「出会いの森」の活動の必要性を伝えていきたいと言っておられました。

組織運営では、代表はこれまで長くて2年3期が最長とのこと。代替わりを行うことでみんなで役割を担い、風通しのよい運営をしていこうという思いを持っておられます。
この日、花のデザイン担当をされていた理事の中川さんは、「一人に負担がかかると大変。みんなで役割を分担して楽しく活動するのが一番。花を育てる気持ちが地域を育てると思っている」とおっしゃっていたことが、会の活動や組織運営から伝わってきました。
 

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