余呉湖周辺の保全・緑化の推進 /一般社団法人 湖北水源の郷づくり
事業の概要
余呉湖周辺の保全・緑化事業をすることで余呉湖の自然環境を守ります。

2015年11月21日、余呉湖周辺の環境整備活動の取材に伺いました。
一般社団法人 湖北水源の郷づくりでは、余呉湖周辺の保全・緑化事業を年間通して行っています。余呉湖の周辺でも樹木の立ち枯れや雑木の繁茂で荒れ、ほかにもイノシシによる公園の土の掘り返しで被害を受けているので、地域の皆さんへも呼び掛けてのゴミ拾いには、大人から子どもまでの参加を目標としているそうです。次の世代を担う小・中学生、新成人には記念植樹を体験することで、ふるさと余呉湖への縁をつなごうとしています。
一般財団法人湖北資源の郷づくりの事務所が入る余呉観光館
朝9時に湖北資源の郷づくりの事務所がある余呉湖観光館に集合。今回は、サワオグルマの保存活動でした。
余呉湖観光館に集合し打合せた後、作業場所へ移動します。
サワオグルマはキク科の植物で、日当たりのよい湿地、田の畔などに群生する多年生の日本特産種です。5〜6月頃に茎を立てた黄色い花を咲かせるそうで、余呉湖の東側に数カ所の群生地があります。
今回の作業活動を行う余呉湖観光館から2km南へ行った余呉湖東側の県道沿い水田跡地。1970年頃には、まだ耕作されていたそうですが、今は耕作放棄地となっています。ここには、かつて湖北地方の田んぼの風物詩であったハンノキがそのまま残っています。
この水田跡地が、サワオグルマが一番群生していて、きれいな所だそうです。案内看板も設置されています。
サワオグルマの案内看板。これには夏原グラントの助成金が使われています。
作業は、チエーンソーを使っての雑木の整理、草刈り機を使っての雑草の刈り取りです。参加者12名がそれぞれ機材を持ち込んでの作業でした。チェーンソー・草刈り機の替え刃などにも助成金がお役に立っています。
湖北水源の郷づくりの皆さんが保全活動をされ大切にされているサワオグルマ。来年の春にはこの写真のように咲き誇ることでしょう。
(サワオグルマの2枚の画像は、一般社団法人 湖北水源の郷づくりからの提供していただきました)