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葛川細川町の景観の復元と伝承を行うプロジェクト /特定非営利活動法人NPO子どもネットワークセンター天気村

事業の概要

滋賀県草津市に拠点を持つNPO子どもネットワークセンター天気村では、大津市葛川の築150年の古民家「Zutto」での子どもたちを対象とした昔体験プログラムを運営してきました。古い生活の中の文化、伝統、風景などを「暮らし遺産」と位置づけ、子どもたちに伝えていきたいと願っています。葛川の古民家のすぐ前を流れる川にかつてあった水車を復元すると同時に、地元に住む人々から聞き取り調査を行い紙芝居と冊子を作成、自然エネルギーを生活に取り入れる知恵を学ぶ「古民家Zutto水車プロジェクト」を実施します。

NPO子どもネットワーク天気村 活動写真

「夏原グラントで実施した事業の紹介」
かつてこの場所にあった水車の復元と子ども達にわかりやすく、説明するための紙芝居を作成し、細川のような小さな地域の暮らしが日本の持続可能な社会であったことを伝えるための手段としてシンボルとした。また水車や紙芝居を通して私たちが行う「暮らし遺産活動」の中で昔の人の知恵や技術を伝えていくことが大切だと考える。

「環境や地域への貢献」
環境活動として新しく作るのではなく、先人の知恵を時代にあった使い方で引き継ぎ、持続可能な社会を自らの手でエネルギーを作り出す体験の場が必要であると考える。
細川のような過疎が進む地域で自然環境の保全、地域文化の継承などの課題に対して、子ども達や若い親が関われる場づくりとして、水、森、山、川でつくる「水縁遊空間」の活動の機会を増えた。

「助成金が活きたと思う点」
若者の力で、地域の価値や人のつながりを再生し、環境問題、地域の抱える課題を解決していくため、古民家Zuttoが持続可能な社会創造に向かって地域と一緒になって関わる人を増やし、豊かな自然環境、未来をつくるための拠点となった。

NPO子どもネットワーク天気村 活動写真
※スタッフによる現地訪問・取材が行えませんでしたので、団体から活動報告書へ寄せていただいた原稿を掲載いたしました。

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