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ASCAFE /全日本学生料理協会

事業の概要

鳥獣害被害で一番の課題は、多くの方が鳥獣害被害を理解していないことです。また、捕獲した鹿などの利用先としてのジビエ料理についてもあまり知られていません。そこで、子どもたちと「鹿肉カレー」を一緒に作りながら、森に住む生き物や獣害の状況を理解してもらうために、「森と共に生きる」を第1回「子どもキッチン」のテーマとしました。

学生料理協会の活動のようす画像

2019年5月12日、第1回「子どもキッチン」が草津市の市民交流プラザ調理室で開催されました。今日のテーマは「鹿肉カレー~森と共に生きる」です。
主催は、全日本学生料理協会/ ASCA (All-Student-Cooking-Association) で、「食」を軸に「日本全国」の「学生」で構成された団体です。食に関わる団体の支援団体を目指し、関東・関西いくつかのチームに分かれて活動中のこと。
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10時、子どもたちが集まります。子どもキッチンは、4年生~6年生が対象なので、保護者は受付をすませると帰られます。さあ、最初のお話です。

今日のメニューは鹿肉カレー。まずは買い物です。近くのスーパーで担当のスタッフに、食材選びのポイントを聞きながら選んでいきます。セルフレジを使って、エコバックに入れています。領収書もしっかりもらっていました。

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この日は、立命館大学食マネジメント学部の学生グループとの共同開催で、子どもたち(12人)より学生スタッフ(17人)の方が多い様子。ですから、包丁にも熱い鍋にも目が行き届きます。
 
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鹿肉は京丹後の専門店から買ってきます。もも肉のミンチなのは、鹿は罠にかかると形が崩れやすいからだそうです。また、発酵しやすく色が変わりやすいので、新鮮なものを購入し、買った後の衛生管理もちゃんとしているそうです。この鹿の角は、お店から頂いたとのこと。

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レシピの手順に従って子どもたちは手際よく調理していきます。カレーとサラダが完成しました。

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待ちに待った「いただきます!」です。ここで鹿の獣害の話を聞きました。「鹿は害獣にされているが、地域の森に住む生き物。農作物が被害を受けるので鹿はしかたなく駆除されるが、共生の道として、技術があれば鹿肉を調理でき、山の幸に変わる。」という内容が子どもたちに伝えられました。ジビエは一般家庭ではあまり扱わないので詳しく知ってもらい、家の人にも今日の話を伝えてもらいたいとのこと。
滋賀の地元野菜の日野菜のお話もありました。
 
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食や環境に関心のある学生が挑戦しアウトプットする場所として、今後もこういった子どもたちと接する場所をつくりたいとのことでした。第2回の子どもキッチンは6月に開催されるそうで、子どもたちは次回を楽しみにしていました。


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