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ペレットストーブの普及で水源の郷を守る活動 /特定非営利活動法人 妙理の里

事業の概要

旧余呉町で、地域の方々と一緒に、ペレットストーブの普及を図る事業です。商品価値の少ない木材や、山に捨てられる端材(はざい)を原料として買い上げ、木質ペレットにし、地域の作業所のみなさんと一緒に、包装・配達などの作業を試験的に行います。山の間伐を進め、山を再生することは、湖北の山に水をしっかりと蓄える力を取り戻すことにもなります。

妙理の里 活動写真

報告 特定非営利活動法人妙理の里

 2013年11月25日、妙理の里がペレットの袋詰め作業とペレットの配送を委託している社会福祉法人湖北会が運営する「やまぶき」を訪問しました。
 
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 最初に、ペレットストーブの普及状況や概要を理事長、事務局長などを交えてお話を伺いました。本年度は、昨年の11基の倍の22基を設置されたそうです。薪ストーブよりも安価で、設置しやすく、使いやすいとのこと。
 実際に、片山事務局長さんのご自宅に設置しているものを見学させていただきました。掃除も簡単、これ一台で家中の暖房はOKだそうです。

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 難点は、販売しているペレットストーブの重量が87キロあるので、設置が大変とのことです。軽トラへの積み込み、設置には、ハンドリフトが活躍しています。

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 袋詰め作業も見学させていただきました。通常、販売されているのは、10キロ袋だそうですが、5キロの専用袋を作ったところ、利用者の方からも扱いやすいと好評とのことです。

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 広げられたペレットを「やまぶき」利用者の方々が袋詰めし、職員の方が計量して、シーラーで袋を密封します。

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 「やまぶき」の今井施設長は、現在、ペレットストーブが利用される1年間のうちの半年の仕事を提供してもらっているのでありがたいと話されていました。
 片山事務局長さんは、ペレットストーブの普及に加え、今後はペレットボイラーを普及していきたいとのことです。ペレットの需要が増えれば、1年間安定して「やまぶき」に作業委託をできるので、そのためにペレットボイラー普及は欠かせないとのことです。
また、現在、ペレットは岐阜県の業者から購入されていますが、ぜひ、ペレット工場を地元に建てたいという将来構想も語っていただきました。湖北での雇用に加え、間伐も進めることができるという話を聞き、構想の実現を期待したいと思います。

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以下は2012年度中に、取材に行けなかったので活動報告書からの紹介です。画像の一部は団体が公開されているウェブサイトからご紹介しています。

「ペレットストーブの普及で水源の郷を守る活動」

 私たちは、“市民レベルで環境保全を!”を合言葉に、長浜市北部の一般市民で水源の郷を守り里山を守るため立ち上げたNPO法人です。

 助成金で看板やチラシを作成し、地球温暖化の予想をはるかに超える進行や、里山の荒廃する現状を、地域の様々なイベントに参加して訴え又広報宣伝に努め、多くの市民から反響があります。

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燃料の“木質ペレット5kg/袋”の袋詰めや配達では、障害を持つ人たちに有償で協力をお願いし、障害者自立支援での評価を受ける状況となりました。

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 “木質ペレット”の実績では平成23年度2基、平成24年度10基、平成25年度は既に予約5基で、大きな設置台数となる予兆があり、燃料(木質ペレット)の準備では今年度は約4,000~5,000袋が必要となり、障害者支援施設に大型の物置を建てる予定です。

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 助成金で広告や設備投資が進み、経費の圧縮ができ、普及販売単価をできるだけ低くして、一般市民が化石燃料から自然エネルギーに転換しやすい価格帯が可能となり、口コミで広がり普及が進んでいると思われます。

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