水道直結型マイボトル専用仮設給水機の設置を通じた河川ごみ減量啓発事業 /特定非営利活動法人 地域環境デザイン研究所ecotone
事業の概要
使い捨てプラスチックごみの減量啓発を目的に、環境イベントや野外フェスティバル、地域のお祭りなどの主催者と協働のもと、水道直結型マイボトル専用仮設給水機を設置し、マイボトルの持参と利用を推進するとともに、啓発活動を展開します。
2021年9月11日の土曜日、京福嵐山駅前に、特定非営利活動法人 地域環境デザイン研究所ecotone(以下、エコトーン)の活動を訪ねました。
夏原グラントの助成を受けるのは「水道直結型マイボトル専用仮設給水機の設置を通じた河川ごみ減量啓発事業」で、主な活動として、イベント会場に給水機を設置し、道行く人が保有している水筒などマイボトル、保有されていない方にはリユースカップで提供する、あるいは空きペットボトルに水を汲んでもらうことで、プラスチックごみの減量とその意識の啓発をねらうものです。
給水機はデザイン的にもおしゃれなもので、これを助成金で購入し利用しています。
さっそく、リユースのカップに水を汲んでみました。
給水機の側面にあるセンサーで、手を触れないでスイッチオンオフができます。
夏原グラントのロゴマークも表示してくださっていました。
給水機の裏には、水道水を冷却する機械が置いてありました。
確かに、カップの水は冷たくておいしかったです。
京福嵐山駅をバックにして、事務局の鈴木尚樹さんにお話を伺いました。(写真左)
「今年、本当なら京都の祇園祭で、ごみゼロ大作戦と連携して給水機を設置し、ごみの減量に貢献するため、プラスチックごみの減量啓発の活動を実施するはずでした。
ところが、コロナの影響で祇園祭は大幅に縮小され、また、給水機も海外から到着が遅れたため、今回が助成後、初めての活動となりました。
インターンの学生を中心に、アンケートを作成し、たくさんの利用者に回答をもらっています。このアンケート結果を、次の設置につなげるためのデータとする予定です。」
鈴木さんの隣に写っているのが、インターンの学生のお一人です。
「環境問題に取り組むNPOに興味を持って、インターン先に選んでくれた皆さんなので、この給水機の設置がインターン期間に間に合って本当によかったです。今日の設置は、直近に決まりました。集客することも現在は難しいため、広報はあえて行なっていません。
利用者は、感染対策の観点からすると、たまたま通りかかった観光客のみで、逆によかったかもしれません。
コロナ禍で、大きなイベントは軒並み中止となり、今回も特にイベントというわけではありません。しかし、嵐山駅周辺の商店街の皆さんも、コロナ禍収束後を考え、次に何ができるかの展開を考えておられるので、今回給水機の設置を共に考えていただき、実施に至りました。」と鈴木さん。
この通りを少し歩くと、有名な観光地 渡月橋です。普段から日本内外からの観光客が多いところ。インバウンド最盛期には、この通りもポイ捨てのペットボトルが多く、地元の方は困っていたとのことです。
エコトーンの給水機の前を通りかかる観光客は、次々と実際に水を汲んで、飲みながらアンケートに答えていました。学生の皆さんの笑顔での呼びかけが、かなり功を奏しているように見えました。
以前のような祇園祭のにぎわいがすぐに帰ってくるとは思えません。でも、人出が多くなればごみも増えます。そんな場面にこの給水機を置き、呼びかけることでごみを減らす方法について周知することができるでしょう。エコトーンの皆さんの活動が広がりますよう、応援しています。