小塩山カタクリ保護地への猪侵入防止対策 /西山自然保護ネットワーク
事業の概要
1999年に本団体を結成してから継続して、京都市西南部に位置する小塩山(おしおやま)においてカタクリとギフチョウの保護活動をしています。観察路を整備し、常緑樹の伐採やコナラ植林などの保全活動の甲斐があり、群生したカタクリが毎年4月には開花し、またギフチョウの生息地ともなっています。しかし、近年は獣害のためカタクリとギフチョウが減少したため、防獣ネットを張り巡らせました。そのネットをくぐってイノシシが入り込み、1年間でカタクリが4分の1も減少したことがわかったので、今回の助成事業ではイノシシ専門の柵を購入し、防獣ネットを補強し、センサーカメラによるイノシシの実態の把握と対策の実施、また忌避装置や忌避剤の効果を検証するなど、イノシシに特化して対策を講じていく予定です。

これから取材します。